情熱キャリアアドバイザー川島正好のブログ

千葉で人材育成に関わるサラリーマンが毎日更新。進路講演・就活支援など学生に役立つ活動も熱量高めに展開中。

親から「宿題やらなくていいよ」と言われた子供が、自ら宿題を始めた話

ある保護者(母親)の方との話。お子さんは中学1年生。

「中学生になって全然言うことを聞かないんです」

「と、言いますと?」

「小学生までは聞きわけのいい子だったんです。でも中学に入って変わってしまって、、、」

「それは心配ですね」

「宿題を全然やらなくなって、困っています」

「具体的に伺ってもいいですか?」

「何度も言い聞かせるんですが、何だか心ここにあらずといった感じで」

「なるほど、無理もないですよ。ちなみにお子さんは今どんなことに興味があるんでしょうね」

「さぁ、、最近あまり話をしないのでよくわかりません。どうしたら親の言うことを聞くのでしょうか」

「一つご提案があります。」

  

最近「宿題は学力向上に効果無し」という趣旨の記事がネットで盛り上がっていたが、かといって宿題を放棄するのは拙速だ。

 

そもそも宿題は学びを補う手段であって目的ではない。 要は必要性を感じられるかどうか。

 

しかし宿題と聞くと「仕方なくやるもの・大人(先生や親)から一方的に課せられるもの」といったイメージが刷り込まれている子供は多い。

「宿題は本人の意思に任せてみてはどうでしょうか」

「そんなことしたら全然やりませんよ、多分」

「変わりに親御さんは、お子さんの話を全身で聴いてあげてください」

「全身で、、、聴くんですか?」

「はい。言葉だけでなく雰囲気や呼吸までを感じとるくらいに」

「そうすると宿題をするんでしょうか」

「保証はありませんが、続けるとお子さんの言動に変化はあるはずです」

「試してみます」

「最初はずっと聴くだけで大丈夫です。意見やアドバイスはお子さんから求められた時だけ、答えてあげてください」

 

講演などの際に生徒にインタビューしてみると、勉強の必要性は感じているが大人から「やりなさい!」と言われると「やらされ感がするからやらない」という話をよく聞きます。

  

宿題をやらせることにピントを絞り過ぎず、子供が何に興味関心があって、その中で宿題(勉強)がどんな位置づけなのかが見えてくると、お子さんとのコミュニケーションにも潤いが出てきます。

 

必要性は子供が自分で気づけるかどうか。大人から押し込まれても持続しにくいので、まず私達(大人)の方から正論を手放してみてはいかがでしょうか。

 

後日、親御さんからメールを頂いた。

川島さんへ

(略)

2週間ほど試してみたら**が(少しですが)勉強を始めました!

急にどうしたの?と聞いたら「別に。何となく。」と照れくさそうに話してました。あと**から話し掛けてくることが増えた気がします。

これからも子供の話をよく聞きたいと思います。ありがとうございました。