情熱キャリアアドバイザー川島正好のブログ

千葉で人材育成に関わるサラリーマンが毎日更新。進路講演・就活支援など学生に役立つ活動も熱量高めに展開中。

命令するから考えなくなる

結果を見て命令するのは簡単。

 

「まだ終わらないのか、明日までに提出しろ」

「髪が長いな、すぐに切れ」

「次の仕事は○○をやれ」

 

 人は本能的に認められたい。

しかし命令ばかりされ続けると

人格や過程を無視・否定された感じがする。

だから命令を嫌う。

 

一方、命令する側からすれば

「命令されないように動けば命令しない」と

判断基準が自分に向いていることが多い。

 

否定されたくないから

命令の範囲内で収まろうとする。 

しかし代償として

自分で考えることを放棄しはじめ

思考力が去勢されていく。

 

命令に従っていれば

少なくてもその人からは

過程や価値観を否定されたり

正論を振りかざされることがないからだ。

 

統制しやすくなるかわりに

統制しなければ動かなくなる人が増えていく。

 

「できてないんだから命令されて当然でしょ」

というのも一理ある。

もちろんできるようになるまでの間

一定の添え木は必要かもしれない。

 

しかし仕事や人間関係は臨機応変だらけ。

現場には正解や方程式がないから

仮説を立て、試し、思考錯誤しながら

最適解を見つけていくような変化の激しい時代。

 

「あれやれ、これやれ」の命令ばかりでは

まるでロボットのように言われた事しかやらず

臨機応変に考えたり動くことが出来ない人に育つ。

 

だから考えてもらう。

一緒に考える。

 

「なぜダメなのか」

「放置すると誰にどんな影響があるのか」

「何がそうさせたのか」

「深層でどんな心理があったのか」

 

こうしたことを紐解くには時間がかかるが

自分で考えるようになっていき

長い目で見るとお互いメリットが広がる。

 

自分で考えられるようになれば

命令を手放すことができるだけでなく

今度はその人が別の人を導けるようになる。

 

自分で考え

自分を律して

自分で動く

 

こうした人が増えていく。

押さえ込むか、引き出して伸ばすか。

 

答えは人によって違うからこそ

導く側が命令一辺倒でなく、柔軟なスタンスで

向き合いたいものだと思うのです。