先日、新入社員と「自立」について一緒に考える機会があった。
新人研修の最終日、講師からの訓示に自立した社会人になれるよう、これからも成長を続けてください。というキーワードがあり、「じゃぁ、自立した社会人ってどんな人だろうね」という流れだ。
自立にも経済的自立・精神的自立などあるが、よくある自立の意訳として
- 自分のことは自分でやれる
- 自分の考えを持っている
- 自分で決めて積極的に行動している
- 自己分析ができている
- 広い視野を持っている、などなど。
だが、もしこれらを兼ね備えた自立(と、ここでは仮定)した大人だけが集まるコミュニティはどうなってしまうだろうか。
仕事で集結したプロジェクトや、一緒に仕事を進めるチームや同僚同士でもいい。全員が自分の考えだけで積極的に行動したら、チームはバラバラになってしまう。
チームがある目標に向かって進んでいくには、自分ができることをやり、足りないものは補ってもらうことが必要。一人でできる事なんて限られているから。
重要なのは、不足を補ってもらえる人間関係かどうか。自分が困った時に相手が協力してくれるような関係が築けているか。
そのためには、自分の都合だけでなく全体を良くするために、普段から自分ができることをしているか。こうした人が集まると、足りない所を自然と補完し合えるコミュニティになっていき、最終的に人を自立へと成長させてゆく。
つまり自立した社会人とは
自分のベストを尽くし、共助しあえる人。
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