高校生は進路面談の時期になりました。
公立高校では5月~6月にかけて、進路ガイダンスが本格的に始まります。就職希望の方はレディネステストを作る頃でしょうか。
レディネステストは進路選択の決定材料にはなりませんが、進路の方向性に影響を与えます。※注:全ての学校が採用しているわけではありません。
高校の進路選択は、三者(生徒、保護者、先生)で方向性を決めていきます。学ぶのか働くのかで生活は大きく変わり、以後のキャリアにも大きく影響します。
大人は生徒がより良い進路を選べるようにサポートするわけですが、どの進路も選択した時点で「これが一番正しい」とものは存在しません。大人が◎と思っても、生徒が△もあるし逆のケースもあります。
また、消去法で進路を考える生徒がいるのも現実です。「どの進路にしようか」でなく、家庭環境や金銭的に「これしかない(仕方ない)」という考え方。
変化の激しい時代ですから、キャリアの選択肢は年々変化していきます。5年単位で見れば新しい職種・働き方がうまれてもおかしくないような変化の激しい時代です。一方、働いてみて本当にやってみたい職業が見えてくることも多々あります。
だから高校生時点での職業適性検査がすべてではないし、高校の進路選択で人生がすべて決まってしまうとは思わないでほしい。定期的に自分の適性を観察しながら、キャリアを補正していくのも全然ありです。
結局、何が好きで・誰のために・何ができるのか。
最初から人生の正解は見つかりません。働きながら・学びながら自問自答していくことで、少しずつ見えてくるものだと思うのです。