ネット全盛の時代に仕事ができる人は、相手が安心するコミュニケーションが取れる人だと思う。
1996年、社会に出て間もないエンジニア時代。
インターネットはモデムでダイアルアップ。上司も積極的に使い始め、当時のネットやメール事情でメチャメチャ詳しい先輩もいて、何となく周囲の流れでメールを使いだした頃。メールが扱える人は仕事ができる人と思っていた。
10年後。
ブロードバンドや技術の進歩でネットが普及し、メールは仕事の必須道具になった。エンジニアを離れ企画系の仕事に変わり、社内の業務改善などで社外の方とお話する機会が増えた。
エンジニア時代に居た人達とは全く違う人種に見えた。会話がわかりやすく体系化されていて資料も見やすい。もちろんメールも丁寧で返信も早い。会話がうまい人がメールが上手く仕事ができる人だと思っていた。
10年後。
ネットやSNSの発展でコミュニケーションに多様性がうまれる。道具で人間関係の繋がり方が選べる時代になった。人材教育を軸に事業活動・社会活動しながら沢山の人たちと出逢い・交流するようになった。スマホやタブレットでいつでも連絡が取れるようになった反面、今までにないコミュニケーションエラーが生まれるようになった。
そんな時代で
少し早めに返事が欲しいメールを、行間で読み取ってくれて即座にメールを返信してくれる、暖かいぬくもり感じるような。
Facebookのチャットなのに、まるで目の前で会話するように反応してくれて、まるで背中を押してくれる同志のような。
ブログを毎日更新され、心の底から深い気付きを持たせてくれる、情熱あふれる先生のような。
こんな感覚を覚える人がいる。
面識がある人を見ても、頭の回転が速く、相手の事を考え、周囲から協力を得て、どんどん物事を進めていく、仕事の処理速度が抜群に早い。
面識がなくネットでの繋がりしかない方でも、安心してコミュニケーションが取れる人は、自分に良い影響をもたらしてくれるし、私からお返しできることがあれば、何かしたいと思える。面識があってもコミュニケーションがとり辛い人と比べて、ビジネスになりやすく、ご縁も続きやすいもの。
反応の速さ、タイミング、相手を想う気持ちがさりげなく感じる内容。
相手が安心するコミュニケーションが取れる人は
リアルでもネットでも仕事がデキル。
そう思うこの頃。