情熱セールストレーナー川島正好のブログ

営業研修・コミュニケーション教育に関わるトレーナーが毎週更新。元、人事部門の経験から採用・キャリア支援や人事評価などの話題も。

『働き方改革』がもたらすのは露骨なまでの自己責任

労働時間より生産性(結果)が求められる時代になりました。

 

残業時間が多ければ評価・昇格・昇進された時代は幕を閉じ、限られた時間でいかに高い成果・効果をもたらすかが求められる時代です。

 

会社をプロ野球に例えると、給料の根拠になる定時(例:8時間)は野球の公式試合のようなものです。働き方改革という名で居残り練習ができなくなり、試合以外の時間は施設や設備が使えない。

 

こうした状況でも試合で活躍する人は、場外で何をしているでしょうか。

 

もし試合以外で遊んでいたら、試合で成果がだせずアッという間に二軍落ちになるでしょうし、会社員でも所定時間以外で遊びほうけていたら仕事で成果がだせずアッという間に、、、となるのは目に見えています。

 

働き方改革がもたらすのは、会社以外の時間で学ぶ人と遊ぶ人の差が露骨に開いていく

 

自分の人生は、自分で責任を取ってね。というメッセージの裏返しなんです。

 

復習・振り返り・学び・自己投資・反復練習など、自分の力は自分で高めていくこと。それが最終的に自分の身を守ることとなり、逆に会社や上司に人生の面倒を見てもらおうと考えていればメチャメチャ危険です。

 

もちろん会社の制度や支援があれば活用した方がいいと思います。しかし、会社や上司の指示をだたこなしているだけで「自分の人生や老後を保証するのは会社の責任」と考えていたなら、貧弱で打たれ弱い選手になってしまうのは明白です。

 

会社も社会のいう海に浮かぶ船にようなものですから絶対はありません。天気次第で急に傾くときもあれば、いきなり底が抜けて海に放り出される事もあるかもしれない。

 

だからこそ自分の価値を磨き続けていくことが、最後は自分の身を守ることになると思うのです。

就職内定している学生が冬休みにやっておきたいこと3選

内定おめでとうございます。

今日が終業式でいよいよ冬休み~♪という学生も多いと思います。

 

これから就職して働き出すと、仕事以外でまとまった時間を取ることが難しくなります。特に最初の1~2年は、仕事を覚え・成果に焦り・顧客や社内での人間関係に悩むことも出てくるでしょう。

 

そんな期待と不安が入り混じる残りの学生生活をどのように過ごすか。就職前の事前準備は人によって千差万別ですが「何も決めてない」という方には特にオススメの3選です。

 

1:アルバイト(高校生は学則による)

仕事を自由に選べるのが学生の特権です。アルバイトで経験できる仕事の範囲は限られますが、人生の経験値は確実に上がります。合法の範囲内でいろんなアルバイトを経験してみてください。

 

2:コミュニティへ参加

アルバイトは対価による最低限の責任が発生します。仕事でやるべきことがある程度決まっている反面、それ以外のことにはチャレンジし辛い。

コミュニティは好き・興味で繋がっている居場所です。仕事と利害関係のない異業種の人とのコミュニケーションは、就職後の人間関係作りでとても役立ちます。

 

3:感動体験

旅行や行きたいところに行ってみましょう。一人でも友達と一緒にワイワイでも。そこにはきっと心が揺さぶられるような、今まで味わったことのない感情ときっと出会える。決してネットには乗っていない感動体験は一生あなたの中で生き続けます。

 

こうした経験が人としての深みだったり、相手の痛みや悩みを受け止められるような心の広い大人へと成長させてくれます。

 

一生に一度の人生を満喫しましょう!

なぜあの人の営業トークはつまらなく感じるのか

説明だから。

理解させようとする話だから。

 

もし来訪した営業マンが、チラシやパフレットに書かれている内容をただ読んでいるだけの話。聞いていて楽しいでしょうか。その営業マンから商品を購入したり・契約したくなるでしょうか。

 

恐らくほとんどの人が「NO」だと思います。なぜなら

つまらないから。

ワクワクしないから。

将来が良くなる期待を感じないからです。

 

そしてつまらないと耳や心が閉じてしまうので余計届かなくなる。営業は相手の反応がイマイチであればさらに説明の上塗りをする、、、という悪循環にはまります。

 

ネットやパソコンがこれだけ普及している今。商品のスペックや説明を知りたければ、メーカーのホームページから説明書やパンフレットをダウンロードすればほぼ事足りてしまいます。もしネットで欲しい情報が探せなかっとしたら、よほど欲しい商品でなければ営業に電話をして確認するまでもなく別の商品へ、、、。

 

説明ならネットやロボットでもできる。だから人を通した営業には、説明ではない部分が期待されていることが多いのです。

 

で、どうするか。

相手が知りたい事を「説明する」から「置き換える(例えてみる)」と伝わりやすくなります。

 

例えば

当社は創業30年目を迎える千葉市にあるソフト開発・ロボットアプリ開発を手がけるIT企業です。従業員は全員千葉県在住。実績は**社や@@社など多数の企業との実績があります。社員教育や福利厚生も充実しており、、、

というのと

当社は法人システムの設計開発という武器を使いこなすドラえもんのような集団です。困った人を道具(IT技術)で助けたい、そんなまごころを大切にして30年目を迎えます。詳細は会社案内をご覧ください。

 

相手が「もう少し話を聞いてみたい」と思うから、話が届きやすくなり、最も伝えたいことが相手に残ります。

 

blog.kawa4ma.asia

 

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一生のうちどれくらいの人と出会えるだろう

日本の人口およそ1.2億人。

 

もし小学1年生(7歳)から月100人の新しい出会いがあったとして、80年間生きられたとして87600人。率にして人口比0.0007%。※日本人限定

 

今日出会った人が7000分の1人の確率の人と考えると結構すごい話ですし、もし再会できたとしたら、、、奇跡的なことだと思いませんか?

 

そんなことを思ったのは、ある高校からの講演依頼を昨年に続いて今年もいただけたことです。昨年1年・2年生だった生徒とは1年ぶりの再会。もーメチャメチャ嬉しいです。

 

一度会った人とはまた会えると考えがちですが、今日生きられたからといって明日も生きられる保証はないわけです。災害が起こるかもしれない、どんな危機が降りかかるかもわからない。

 

だから再会できることは決して当然なことではないと思いますし、会えたからといってまた再会できるとは限りません。そう考えれば、目の前の相手とのコミュニケーションに熱量がこもると思うのです。

 

その結果、人間関係がよりよくなっていく。

 

ポンコツ時代はこんなことを考えたこともありませんでした。でも、人に助けられ、人に見守られ、人から感謝される経験が積み重なったことで、少しずつ相手のおかげで自分がある。自分は生かされている。とまで思えるようになりました。

 

こうしたことを言葉で押し込んでも、部下や子供には届きません。

 

自分がそうだったように、上司や親が部下や子供を助け・見守り・感謝することを体験することで、心に残っていくものだと思います。

大切なものを守ろうとする勇気が、人を強くしなやかにさせてくれる

会社でも、仕事でも、家族でも。

 

心から大切なものを

決して手放さないと心に刻み

前に進んでいくのは簡単ではない。

むしろ厳しいくらい。

 

でもそんな厳しい状況・環境で

何をしてきたのかが、会社の強さであり

人としての深みではないかと思います。

 

例えばとある老舗の足袋メーカーが

100年の歴史と社員を大切にして

荒波を乗り越えていく。

 

例えばとある会社員が

パーソナルミッションや子供を大切にして

逆境を乗り越えていく。

 

その信念が単なるわがままの自己満足なら

ビジネスはやがて頓挫する。

しかし誰かのために、世の中のためになるのなら

満足な結果が得られなかったとしても

後悔はしない思うのです。

 

その道をゆけば必ず上手くいくのなら

最初から進んでいます。

上手くいくかどうかわからない

突破できるかわからない

むしろ悪化するかもしれない。

 

そんな渦中にあって

最善を考え抜き、心に楔(くさび)を打ち込み

前に進んでいくからこそ

強くしなやかにさせてくれる。

 

その決断が本当に正しかったのか

どこまで頑張れば報われるかわからない。

 

でも「これしかない」という次元まで

考え抜いて決めたことだからこそ

霧の中を突き進む力が湧き上がる。

 

そんなことを

日曜ドラマ『陸王』を見て感じました。

 

厳しい時代だからこそ

変化や成長のチャンス。

 

心から腹決めをしたことで得た経験。

結果は無駄になるかもしれなくても

決して無意味なことではない。

 

ドラマの中でこはぜ屋の大地くんが

教えてくれました。

理想と現実の差に絶望したときは

前を向こう。

 

どんなに頑張っても

埋められない現実があるとしたのなら

どれほど歩み寄っても

改善される望みが絶たれたのなら

見限り、次に向かって動こう。

 

だって時間は

過ぎ去った時間とこれからの時間しかない。

 

これからの時間をよりよくするために

理想と現実の差に悩み悔やんでいても

何も始まらない。

 

だから次にいこう。

 

リスタートをするために

現実を受け入れなければならず

目標から大きく後退してしまうことに

悔しさや憤りを感じるかもしれない。

 

今居るところから5歩も10歩も後退する。

しかしこの現象をどう解釈するかで

その後の成長が変わってくる。

 

人のせいにして腐って動かなければ

ズルズル後退してしまうだろうし

新しい変化と捉えて自分を鍛えていけば

進化した新しい自分が手に入る。

 

現象は一つ。

解釈は無限。

 

どんな現実が起こったのかよりも

どんな解釈をしたのかが

人を成長させてくれると思うのです。

 

生きている限り

諦めない限りやり直せる。

そう信じて。

人生をつまらなくするたった一つの思考とは

人のせい(何かのせい)にしながら生きること。

 

なぜそんなことが言えるのかって私がそうだったから。33歳で目が覚めるまで自分の人生がつまらないのは

  • 上司がわるい
  • 会社がわるい
  • 市長がわるい
  • 政治家がわるい
  • 世の中がわる

みーんな人のせいにしていました。

 

で、自分はグズグズ・ダラダラ何もしていなかった。会社・上司・顧客から言われたことだけをこなし、表面上は波風を立てないように取り繕ってたんです。

 

何ができるのか

何がしたいのか

何を目指しているのか

なーんにもありませんでした。

 

つまらない人生に問題意識すら感じなくなっていました。

どうせサラリーマンの人生なんてこんなものでしょ

勝手に自分の可能性にフタをして、正当化して、自分で自分に鎖をグルグル巻きにしていた。自意識過剰で被害者意識もいいところです。

 

でも、従兄弟が死んで目が覚めたんです。

「全部、自分のせいだ」

 

そう考えたら、やるべきことが目の前にずらーっと現れた。社長に2人分の仕事を嘆願したら3人分の仕事がやってきた。

 

でも自分で望んだことだから片っ端から取り組んだ。そのおかげで人事や教育の仕事と出会えた。そして、プロとして伸ばしたいスキルと役立ちたい人たちが明確になっていきました。

 

そう、今日お伝えした3つの輪がすこしずつ重なり始めて、仕事が人生がおもしろくなっていきました。

  • やるべきこと・・・オファー(会社や顧客から求められるもの)
  • やりたいこと・・・ミッション(仕事や人生で大切にしたいもの)
  • やれる自分・・・スキル(活かせる能力、経験)

 

もしあなたが何の目的もなく自宅と学校を往復しているだけでつまらないと思っていたら、時間を忘れて没頭してしまうことを探してみましょう。

 

高校1年生の皆さんには無限の可能性があります。

 

今すぐ見つからなくてもいいんです。やってみて違うと思ったら次にいけばいい。やってみると少しずつ軌道修正されて、自分の答えに近づいていきます。

 

大人になると少なからず仕事を持ち、自由な時間が限られてしまいます。でも学生のうちならいくらでもやり直しはきく。

 

一度きりの人生という設計図

『誰かに描いてもらって生きていくか』

『自分の手でありありと描いて生きていくか』

 

あなたはどっち?

 

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自己紹介がニガテ・第一印象が薄いと悩む人には「例え話」がオススメ

人の記憶は忘れやすいもので。

  • 今朝(朝食)何を食べましたか?
  • 一昨日の午前はどのような仕事をしてました?
  • 最近で名刺交換した人の会社名とお名前は?

 

そもそも人は忘れる生き物。新しい情報もどんどん入ってきますので、古い情報はどんどん押し流されていきます。

 

営業や採用などで様々な方とお会いしますが、相手も同じことなので初対面で覚えてもらえるか・思い出してもらえるかは至難の業です。

 

テレビCMのように何度も繰り返し刷り込むか、強烈なインパクトがあれば別ですが、相手にメリット無く何度も接触すればしつこくなり、初対面相手に奇抜な見た目はリスクが大きくなります。

 

そこでオススメなのが例え話(置き換え)です。

「○○に似ていると、よく言われます」

「当社を○○に例えると△△のような会社です」

 

例えば名刺交換

初めまして、株式会社ルート14・採用担当の川島です。よろしくお願いします。

 

これをアレンジすると

初めまして、○○さんトイストーリーはご存知ですか?ウッディー似とよく言われる採用担当の川島です。よろしくお願いします。

 

ポイントは相手との出逢いを心から喜び、承認を入れること。

  • お会いできて嬉しいです
  • ○○さん(相手のお名前)

これが無いと一人よがりで売りが強い印象が残るため逆効果に。承認が入ると相手は心を開き、受け入れてもらえやすくなります。そこに言葉に加えてイメージ(映像)をお届けする。

 

こうした相手の未体験ゾーンが希少価値となり印象に残るのです。もちろん世代や相手によって多少アレンジは必要ですが、いくつかパターンを持っておくと、自己紹介がより面白くなるのでオススメ。

 

人生はコミュニケーション。

 

出逢った人との人間関係がよりよものになれば、仕事も人生もより楽しいものになっていくと思うのです。

 

 ※ウッディーはこちら

 

LINEの送信取消し機能が、若者のコミュニケーション力低下に繋がらないか心配な話

LINE(ライン)の送信取り消し機能が公開されました。

 

私もメールやSNSで誤って発信してしまうことがありました。だから簡単に取り消せるのは便利。

 

しかし一方で、とても危険な機能に感じます。

official-blog.line.me

 

特に、学生のコミュニケーション力の低下に拍車がかからないか心配です。※実際には「取消した証跡」は残るようですが。

 

学生は友達とのコミュニケーション手段にSNSを多用しますが、SNSとの関わり方は対面でのコミュニケーションにも影響します。実際、SNSの既読機能はメールでのコミュニケーションとは異なる価値観を感じます。

 

既読機能は相手がメッセージを開いたかどうかがわかります。しかしあくまで開いたかどうかであって、伝わったか・相手が返信できる状態かはわかりません。メッセージは見たがすぐ返信できない状況かもしれない。少し考えてから時間を置いて返ってくるかもしれない。

 

コミュニケーションの相手にも状況と都合があるので、いつ返信するかは相手が決めることです。それなのに既読を放置したら「スルー=無視」と話し手が考える人が出てくるのは、既読機能の便利さでもあり弊害だと感じるのです。

  

LINEでは取消せても、リアルなコミュニケーションでは取消せません。

 

言葉は、たった一言で相手を勇気づける・やる気を引き出す武器にもなり、何気ない一言が相手を奈落の底へと落としいれ一生突き刺さる凶器にもなる。

 

だからこそ相手の立場や気持ちを考えたコミュニケーションが生まれ、相手との信頼関係に繋がっていきます。

 

『放った言葉は取消せる』

 

そのような価値観が蔓延したとしたら、恐ろしい世の中になると感じてしまうのは考えすぎでしょうか。

 

人事・研修・講演・キャリアカウンセリングなど言葉を仕事道具にしている身として、この機能はすごく危機感を感じます。

仕事上手は、根回し上手

仕事で「根回しがニガテ」と、いう方がいます。

 

根回しは、ガーデニングでもビジネスでもインパクトを和らげ・物事を上手く運ぶために使いますが「いつ・誰に・何を」すればいいのでしょうか。

 

根回しも広い意味ではコミュニケーションですので、やり方に正解はありません。考え方としてはこれから起こることに対して①関係者へ気を配り、②理解者(関係者の目)を増やすことで仕事がスムーズに進むようになります。

 

システム導入でよくある例が「新しいシステムを導入したが社内に定着しない」という経営者の話。

 

これは上層部や管理職が、システムの利用者である部署や現場のニーズを把握せず導入を決めてしまい、トップダウンで定着させようとしている場合によく起こります。

 

人は根回しなく「急に・一方的に」押し込まれると心理的に納得できず、不満を抱えて消極的に運用することになります。すると「協力しよう・もっと良くしよう」といった発想の芽を摘んでしまうのです。

 

結果としてシステム化した恩恵を受けられず、費用対効果の低い運用になっていきます。

 

組織やチームなど全体への影響が大きいものほど、根回しを行っていないと空中分解しかねません。 

  • 「そんな話聞いてない」
  • 「もっと早く知らせて欲しかった」
  • 「どうぞご自由に」

こうした反論が出てくると、関係者からの協力が得られず物事が進みづらくなります。

 

で、どうするか。

これから起こることを少しずつ早めに伝えておくことがポイント。具体的には関係者(影響する部署)とのコミュニケーションで「小さなYes」を積み重ねていくことです。

 

例えばあるユーザ部門の責任者に、数ヵ月後のシステム変更を根回しするケース

  • 3ヶ月前
    「少し先の話ですが、**システムの変更を3ヶ月後に予定しています。またお声がけしますね。」
  • 2ヶ月前
    「先月お話した**システムの件ですが、改善要望やご意見を伺う場を設けたいと思います。もし来週か再来週だとしたら、ご都合はいかがでしょうか?」
  • 1ヶ月前
    「前回のヒアリングを踏まえて、課題の部分は新システムでは@@@のように改善が見込めます。」
  • オープン直前
    「ご協力ありがとうございました。*日後にオープン案内が届きますので使用感をご確認ください。不明点は+++で受け付けますね」

 

といったように、段階的に相手からYesを取ることで協力関係が格段に得られやすくなります。その一方で

関係者が多い場合は根回ししきれない。メールやマニュアルを用意して配布すれば手間もないのでは?

という意見もあります。

 

一斉連絡やマニュアルにすれば共有ができて便利ですが、人間関係を最初から効率化してしまうと相手は動いてくれません。

 

根回しの威力は、相手の感情が

  • 気に掛けてくれている
  • こちらの事情・都合も考えてくれている

こうした気持ちになるからこそ協力関係が作られる。

 

だから仕事上手は、根回し上手なのです。